投稿者：近藤私は１５日仙台に、救援物資として食糧、水、ガソリン、灯油などを持って行ってきました。
勘違いしないでほしいのですが、私がえらいでしょうと言ってるわけではありません。
ご理解をして読んで頂きたいと思います。
１５日の朝、高速で津川を越え、福島に入ると道路はうねり段差が多くあり胸の中は
不安でいっぱいになりました。
そして高速を降りると、私が新潟で見る景色と違い屋根の瓦などが崩れ落ちて
いましたが、幸いにも仲間の元気な顔がみれてほっとしました。
その日は会社に一泊させて頂き、どうやって食糧は渡せばいいのか、次の日の
予定を話し合い、まず被害のひどかった石巻市からと言うことで１６日の朝、会社か
ら出発しました。
石巻港に着き、そこで見た現実は目視が出来ずショックで震えてしまいました。
正直、食糧をどう渡せばいいのか分からなくなり、いったん会社に戻り自分の
小ささがわかったような気がし、落ち込んしまいました。
そんな情けない私をみてか、仲間は今日は早く帰った方がいいから俺にまか
せてくれと言ってくれました。
私も次の日の仕事も有り、実際２時間置きぐらいに震度４ぐらいの余震が
ありましたので泣く泣く帰ることにしました。
仲間は帰り際に、絶対 栄一さんが持ってきたパンや水は無駄にしないからと最後に
言ってくれました。
重い気持ちで帰り道を運転していると、仲間から電話が有り、
みんな栄一さんが持ってきてくれた水とパンをよろこんでくれたよ！とのこと。
聞くと、近所のみんなに新潟の仲間が持ってきてくれたんだと言って
配ったそうです。
涙を浮かべながら喜んでくれる人がいて、もらい泣きしそうになったよと、
本当にありがとうと、言ってくれました。
私の今回した事は小さいな事かもしれませんが、喜んでくれる方がいて
少しでも役に立てた気がしました。
今回の地震での被害者はすごい数ですが、一人でも多くの方に頑張ってほ
しいと思います。
一番言いたい事は
被害が少ない地域でもスーパーで並ぶ体力がなければ食糧などを、買いにも
行けないお年寄りがいることです。
そうゆう方にも目を向けて頂きたいと思いました。
私が今回行けたのも、皆様のご協力や社員の協力があったおかげだと、
思い感謝しております。
機会があればもう一度行くつもりです。